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プレスリリース「平成13年6月13日 岐阜新聞」

非熱処理のレンガ販売
笠原町の亀井製陶
関電などと会社設立

関西電力は12日、産業廃棄物をベースに、非熱処理の「無焼成レンガブロック」を製造販売する会社「共生」(大阪市)を設立したと発表した。

資本金は2,000万円。関電と子会社2社、亀井製陶(本社・土岐郡笠寺町、亀井宏明代表取締役)が出資、兵庫県姫路市にある関電の火力発電所跡地に工場を建設し、10月をめどに稼働する。無焼成レンガブロックは、下水を燃やして処理した後の「燃え殻」や採石場からの「廃土」などの産業廃棄物を主原料にセメントなどを使って固めた製品。通常のレンガと異なり、高温で熱処理する必要がない。

亀井製陶は、1996(平成8)年から無焼成レンガブロック「アーザンブリックス」の製造を始め、昨年4月に特許を取得した。無焼成のため二酸化炭素も汚水も排出しないことから、環境に優しい商品として注目されている。関西電力以外に、他地域の会社からも問い合わせが寄せられているという。

亀井代表取締役(43)は「環境に配慮した点が注目され、社会に貢献することができてうれしい」と話している。

(平成13年6月13日 岐阜新聞)

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