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プレスリリース「平成13年6月13日 日本工業新聞」

関西電力と亀井製陶が新会社
廃棄物でブロック製造

関西電力は、陶磁器メーカーの亀井製陶(社長・亀井宏明氏、岐阜県笠原町)などと共同出資で新会社を設立し、下水処理後の燃え殻や建設現場から出る汚泥などを原料とした「無焼成レンガブロック」の製造販売に乗り出す。産業廃棄物を有効利用した環境に優しいブロックとして、10月から自治体や造園業者などに販売する。

新会社は「共生」で資本金は2,000万円。出資比率は関電グループの関西総合環境センターが50%、近畿コンクリート工業が30%、関電と亀井製陶がそれぞれ10%。社長には関西総合環境センターの木村逸美・環境共生部部長が就任した。

兵庫県姫路市の関電の社有地にブロック製造工場を設け、10月に稼働する予定。建設費用は約4億円。生産能力は月産50万個。新会社の本社は当面、大阪市中央区に置くが、工場完成後は工場所在地に移す。

同ブロックは各種廃材などを粉砕し、添加物を加えて混ぜ合わせ、真空押し出し、プレス成型によって、無焼成固化プロセスで製造する。

原料の80%が廃棄物で、使用済みのブロックは何度でもリサイクルできる。

ブロック1個の大きさは長さ200ミリ、幅100ミリ、高さ60ミリ。11タイプがある。1m2あたりの価格は5,800円。三年後に年商2億5,000万円を見込んでいる。
(問い合わせ 06-6263-7317)

(平成13年6月13日 日本工業新聞)

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