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プレスリリース「平成18年10月30日 日経産業新聞」

追跡 環境テクノロジー
ごみ原料の無焼成レンガ

「伝統」生かし安く提供

ごみを主原料として特殊な固化技術で焼かずにつくるレンガを生産する亀井製陶(岐阜県多治見市)。窯業廃土の再利用を目指し、実用化に成功した。製造時に火を使わないため二酸化炭素(CO2)を排出せず、あらゆる廃棄物をリサイクルする環境性能や品質水準の高さが特徴。ガーデニング向けのほか歩道や広場の敷設材としてなど、用途も多様だ。

(中略)

今では近隣の関市をはじめ、トヨタ自動車、東邦ガスといった大企業がおカネを払って原料を提供してくれる「顧客」だ。企業が廃棄後のごみの行方にも気を配っている証しでもあるといえそうだ。
現在、多治見の本社工場は中部圏向けに一カ月五十万個(約千トン)を生産できる。重いレンガは運送費を考えれば地産地消した方が効率的。そこで関東圏で東京電力子会社の東電環境エンジニアリング(東京・港)と提携、関西圏では関西電力などと共生(大阪市)を設立し、姫路市に工場を建設。双方に本社と同じ生産能力を整えた。

(平成18年10月30日 日経産業新聞)

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